個別株を闇雲に買う事ほどリスクのあることありません。
そこで、いくつか指標を用いて一緒に見ていきましょう。
あくまで以下に示すことがクリアできていれば問題ないなんてことはないですからね。
投資は全て自己責任です。
どのような結果になっても納得のいくように調べ尽くすのみです。
では順番に見ていきましょう。
私が参考にしている指標
この10項目と「配当利回り3%以上」の計11項目で判断しています。
ちなみに、以下に示すフユコさんから伝授してもらいました。
「日本化薬」を分析
前回投稿した記事でも書いたように、私の今のポートフォリオでまず補うべきこととして日本株ということがわかりました。
さらに、日本株を購入するにあたってはセクター数を増やすことも課題としてあがっていました。
そこで、化学系の日本株銘柄にしぼって探しました。
闇雲に探しては日が暮れてしまいますので、連続非減配期間の長い化学系の銘柄を探すことにしました。
そこで、候補としてあがってきたのが有名な「日本化薬」です。
それでは、購入するべきかどうかを参考指標によって調べていきましょう。
1.営業推移
2018年から下降気味でしたが、2021年から上昇傾向にあります。
理想は右肩上がりのグラフになっていて欲しいところですが、コロナの件もあり判断が難しいところです。
グラフ全体を見ても右肩上がりとは言えず、むしろ若干ではありますが右肩下がりになっています。
そのため、良い評価はしにくいかなといった感じです。
2.営業利益率
10%以上をキープしておいて欲しいというのが理想ですが、2021年以外はキープできています。
コロナも明けて、12~13%辺りまでは回復してくるのではないかと予想しています。
3.ROE
こちらは先ほどと違い、2014年以外は理想を下回っています。
そのため自分は、ROEに関しては厳しい判断となりました。
4.自己資本比率
こちらは50%以上を理想としていますが、2013年以降のデータにおいて右肩上がりを続けています。
大変嬉しい評価となりました。
多少のことでは50%を切ることもないと予想できますので、長期保有の点から考えても嬉しい数字となっています。
5.営業CF
こちらも問題なさそうです。
マイナスになっている年があって欲しくない指標になります。
多少の波はありつつも、一定水準以上はキープしているので安心できそうです。
6.流動比率
こちらも全くと言っていいほど不安点はありませんでした。
理想を大きく200%としているのですが、遥かに超える数字が出ています。
2021年に関しては400%を超えています。
こちらも長期保有の点から考えても大変嬉しい数字となっています。
7.配当性向
7.8に関しては、配当継続力があるのかを見る指標になります。
こちらも、どの年を見ても50%を上回る嬉しい数字となっています。
配当金が売上を圧迫していないことになるので、長期的に配当金を出してもらえそうな数字となっています。
ちなみに、日本化薬は配当性向を40%前後を目指しているとのことです。
8.配当金(連続非減配期間)
これ調べてびっくりしました。
有名な話ですが、連続非減配期間が41年でした。
これだけ続くと、これから先も配当額を減額せずにもらえるのでは?と期待ができそうですね。
9.PBR
ここからは、買い時がかどうかを調べていきましょう。
どの年も1.5倍を下回っていますので、買い時である数字にはなっています。
もちろんこれだけでは判断は難しいので、続いて下の指標も確認してみましょう。
10.PER
数年は15倍以上となっているところもあります。
しかし、2022年で11.42倍ということでこちらの指標からも買い時であることにはなります。
11.配当利回り
最後に、3月8日時点で配当利回りは3.2%でした。
3%を超えていれば大満足な数字ですので、コスパのいい投資になりそうです。
まとめ
以上のことをまとめると表のようになりそうです。
財務に関しては不安要素がないわけではありませんが、ROE以外は特に気にしていません。
配当に関しては問題なさそうです。
買い時である数字にもなっています。
ただ、私の場合はチャートも見て最終決定としているので、今は保留中です。
保留中と言いますか、厳しめの指値で注文を入れています。
私がもつ初めての化学系の日本株は「日本化薬」になりそうです。
次回「最新版ポートフォリオ公開」の巻
先週に引き続きポートフォリオに多少の変化を起こしました。
その変化とともに、理想に近づける過程を見ていただければと思います。
アドバイスや指摘がございましたらコメントいただけると嬉しいです。
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