企業分析も第12弾に入りました。
今回は「コンドーテック(7438)」です。
こちらは日本の企業であり、主に産業機械の設計・製造・販売を行っています。
具体的には、工作機械や自動化装置、制御システムなどを提供しています。
また、医療機器やエネルギー関連の製品も取り扱っています。
精密な機械技術を駆使し、高品質な製品を提供していることで知られています。
特に、自動車産業や半導体産業など、高度な技術を要する分野で幅広い顧客に製品を提供しています。
あらゆるSNSで人気で取り上げられている銘柄をさらに細かく分析してみようという試みです。
ではさっそくいってみましょう!
事業内容を徹底分析
- 産業機械製造: 工作機械や自動化装置、制御システムなどの産業機械を設計・製造しています。これらの機械は、製造業や加工業の生産効率向上や品質向上を支援する役割を果たしています。
- 自動車産業向け製品:自動車産業向けに様々な製品を提供しています。例えば、エンジン部品の加工機や組立ライン、自動運転技術に関連する装置などが含まれます。自動車産業は高度な技術と品質管理を要求される分野であり、コンドーテックの製品はこの分野で高い評価を得ています。
- 半導体製造装置:半導体製造プロセスにおける装置やシステムを提供しています。半導体は情報技術や電子機器の基幹技術であり、その需要は急速に成長しています。コンドーテックの製品は、半導体メーカーが高い精度や生産性を確保するために利用されています。
- 医療機器:医療機器にも関与しています。具体的な製品には、画像診断装置や手術支援システム、医療用ロボットなどが含まれます。医療分野においては、高い品質と信頼性が求められるため、コンドーテックの技術力と製品の品質が重要な競争要素となっています。
- エネルギー関連製品: エネルギー関連の製品も提供しています。再生可能エネルギー分野では、太陽光発電や風力発電などの設備向けに関連機器を提供しています。また、省エネルギー技術やエネルギー効率向上を支援する装置も取り扱っています。
自社HPから注目したい内容
以下の内容が記載されていました。
株主への還元意欲が大変伝わる部分でしたので、共有できればと思います。
当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を重要な施策として位置づけ、今後もM&A等による戦略的投資、成長に向けた積極的な事業投資の拡大を図りながら、財務体質の強化など収益力の向上に努めるとともに、資本効率の向上に取り組んでまいります。
配当につきましては、連結業績、連結配当性向について十分留意しながら、連結純資産配当率(DOE)2.5%以上を目標として、株主の皆様へ継続的・安定的に配当を行うことを基本方針としております。
DOEは、純資産の中から配当金として還元する割合を示しており、一時的な利益の増減に左右されず安定的な配当の実現を可能とする指標となります。
なお、当社グループは、資本効率を示す自己資本当期純利益率(ROE) 10.0%以上も目標としております。
これは、毎期一定以上の利益を計上することにより、配当額決定の基礎となる連結純資産が増加する結果、継続的な増配が可能となることを意味しております。
また、2024年3月期より目標をDOE4.0%以上に変更しております。
配当金の推移
株主優待ポイント表(1ポイント≒1円)
保有株式数 | 贈呈される株主優待ポイント |
---|---|
500株以上 600株未満 | 3,000ポイント |
600株以上 700株未満 | 4,000ポイント |
700株以上 800株未満 | 5,000ポイント |
800株以上 900株未満 | 6,000ポイント |
900株以上1,000株未満 | 7,000ポイント |
1,000株以上 | 10,000ポイント |
企業の強み・課題
強みについて
- 技術力とイノベーション: コンドーテック株式会社は、高度な技術力を持つ企業です。独自の製品やソリューションの開発に取り組んでおり、イノベーションを通じて競争力を維持・強化しています。
- 幅広い製品ラインナップ: コンドーテック株式会社は、工作機械や自動化装置、医療機器、エネルギー関連製品など、多岐にわたる製品を提供しています。幅広い製品ラインナップにより、異なる産業や市場での需要に応えることができます。
- グローバルな展開: コンドーテック株式会社は、国内外での事業展開を進めています。海外市場への進出やパートナーシップの構築により、グローバルなビジネスネットワークを構築しています。
- 品質と信頼性: コンドーテック株式会社は、品質と信頼性に対する取り組みに力を入れています。顧客のニーズに合わせた製品の提供やアフターサービスの充実により、顧客からの信頼を築いています。
課題について
- 競争激化: コンドーテック株式会社が参入している市場は競争が激しいです。他の競合企業との競争力や差別化が重要となります。
- 依存度の高い業界: コンドーテック株式会社の一部製品は特定の産業や市場に依存しています。そのため、依存度の高い業界の変化や需要の変動に敏感に影響を受ける可能性があります。
- 技術の進化と変化: 技術は常に進化し、市場環境も変化しています。コンドーテック株式会社は、技術の追求と市場の変化に迅速に対応する必要があります。
- 環境への影響: コンドーテック株式会社の製造業は、環境への影響を考慮する必要があります。環境保護への取り組みや持続可能な事業活動の推進が求められます。エネルギー効率の改善や廃棄物管理の適切な処理、環境への配慮を行うことが重要です。
- 人材の確保と育成: 技術業界は人材の確保と育成が課題となります。コンドーテック株式会社は、優れた人材を確保し、その能力を最大限に活かすための努力を継続的に行う必要があります。技術の進化に対応できる人材の育成や、多様な人材を採用することが求められます。
- 海外展開のリスク: グローバル展開に伴うリスクも考慮する必要があります。海外市場での法規制や政治的な不安定要素、通貨リスクなど、異なる国や地域での事業展開に伴うリスクを適切に管理する必要があります。
業績を徹底分析
自己評価としては13.5/18点ということで十分買いたいと思える企業でした。
詳しくは以下に示している財務状況、配当継続力、買い時をご覧ください。
財務状況を徹底分析
以上から安定している企業であることがわかります。
高配当投資を目指す上では欠かせない部分です。
配当継続力を徹底分析
2023年6月2日現在で配当利回りは3.07%です。
配当性向が50%を超える時もありますが、全体的にみると利益に対して配当金の割合がそこまで高くないことがわかります。
つまり、継続的に配当を出してくれそうです。
さらに、連続増配が後押ししてくれています。
2012年は株の分割が行われたとのことで、減配しているように見えますが気にしなくて問題ないと思います。
買い時を徹底分析
最新データで見ると、どちらも理想値は下回っているので買い時ではありそうです。
私自身も機会を見計らって購入を進めていこうかと考えています。
まとめ
さまざまな視点でコンドーテックを見てきましたが、私自身は前向きに考えています。
毎回思うことですが、企業分析していると楽しいんですよね。
普段知らない一面を見れたり、もっと応援してみようかなって思ったりします。
時には、今の自分にはまだかなと思うこともあります。
次は第十三段です。
まずは15社を目指して色々調べてみようかと思います!
※投資は自己責任で行うものです。一つの参考材料として見ていただけたらと思います。
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