企業分析〜ヨシコン(5280)編〜

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企業分析も第10弾に入りました。

今回は「ヨシコン(5280)」です。

あらゆるSNSで人気で取り上げられている銘柄をさらに細かく分析してみようという試みです。

ヨシコンは、主に産業機械、電子部品、自動車部品などの製造業向けに、制御装置やデバイスの設計・製造・販売を手がける企業です。

また、医療機器や環境関連製品などの分野にも進出しています。

ではさっそくいってみましょう!

事業内容を徹底分析

ヨシコン(5280)は、主に産業機械、電子部品、自動車部品などの製造業向けに、制御装置やデバイスの設計・製造・販売を手がける企業です。

具体的には、以下のような事業を展開しています。

  1. 電子部品事業 主に、自動車、産業機械、エネルギー、医療、環境分野向けに、半導体デバイスや電子回路基板、電源回路などの設計・開発・製造・販売を行っています。
  2. 機械部品事業 主に、自動車、産業機械、建設機械、航空宇宙分野向けに、油圧・空圧装置やプレス部品、ギヤ、シャフト、精密部品などの設計・開発・製造・販売を行っています。
  3. 医療機器事業 主に、人工股関節や手術用インストゥルメント、医療用透析器などの設計・開発・製造・販売を行っています。
  4. 環境関連事業 主に、製鉄所などの排ガス浄化装置、汚泥処理装置などの設計・開発・製造・販売を行っています。

これらの事業において、ヨシコンは高い技術力と品質管理体制により、顧客から高い評価を受けています。

また、製品の品質向上やコスト削減に努めるなど、積極的な改善活動を行うことで、業績の拡大にも取り組んでいます。

株価予想

株式投資において重要なのは企業の財務状況やビジネスモデル、業績の推移など、企業分析に基づいた投資判断です。

ヨシコンの場合、主要事業の受注状況や生産性の向上、新規事業の開拓などが業績に影響する要因となります。

また、世界的な自動車市場の拡大や、電気自動車の普及に伴い、自動車部品事業が今後も成長する可能性があります。

企業の強み・課題

自分なりに思う企業の強みと課題についてまとめていきます。

【強み】

  • 独自技術の開発力:同社は、LED照明技術、車載用照明技術、半導体技術など、独自の技術があり、市場での競争力を維持しています。

  • 多角化経営:照明器具の製造・販売に加えて、車載用照明器具の製造・販売、半導体製造装置の販売、さらには不動産賃貸事業など、多角的な経営展開を行っています。

  • グローバル展開:海外拠点を含めたグローバルな生産・販売ネットワークを有しており、海外市場にも積極的に進出しています。

【課題】

  • 需要の変化への適応力:主力製品である照明器具市場は、LED照明の普及により価格競争が激化し、需要も鈍化しているとされています。市場の変化に適応するため、新しい技術や商品の開発に力を入れる必要があると思われます。

  • 事業のリスク分散:多角化経営を行っていますが、その一方で、照明器具が主力商品であり、事業のリスク分散が不十分であるとの指摘もあります。将来的には、新たな事業領域の開拓が求められる可能性があります。

  • 環境対応:照明器具の製造・販売を主要事業としているため、環境対応が求められています。今後は、省エネルギー・CO2削減対策やリサイクル・廃棄物処理など、環境負荷の低減に取り組む必要があります。

以上が私が思う強みと課題になります。

投資をする上では強みと課題を把握しておくことでリスク回避にもつながります。

ぜひ参考にしてみて下さい。

業績を徹底分析

・新型コロナウイルスの影響による需要減少が懸念されていましたが、2021年3月期の業績は前期比で増収・増益となりました。

自動車部品市場における需要が回復しており、同社の売上高にも反映されています。

医療機器分野においても成長が見込まれ、今後の成長性が期待できます。

財務状況を徹底分析

営業利益は近年右肩下がりの推移を示しているようにも感じますが、長期保有を目的とした分析であるため過去10数年で見ると右肩上がりとなっていると判断したいと思います。

営業利益率も波はあるながらも10%前後と、安定的に高い水準を維持しています。

営業CFも波が大きく赤字になっている年もありますので、この点については不安が残ります。

配当継続力を徹底分析

配当利回り4.44%

配当性向は、近年20%~30%程度の範囲で推移しており、比較的安定した水準を維持しています。

業績見通しを確認することも重要です。

2023年3月期決算では、配当性向を30%程度に設定し、前期比1円増の配当を予定しています。

また、同社は、今後も業績安定化に取り組むことで、安定的な配当を継続していく方針を示しています。

以上のように、配当継続力を判断するには、配当性向や財務指標のほか、業績見通しの確認が必要です。

ただし、企業の状況は常に変化するため、配当継続力を判断する際には、適宜最新情報を収集し、総合的に判断する必要があります。

買い時を徹底分析

株価水準は、同社の業績や将来性を反映する指標のひとつです。

同業他社と比較して適正な水準であるか、また、過去の株価推移から急激な上昇や下落が見られるかをチェックすることが重要です。

業績見通しは、将来的な株価に影響を与える要因のひとつです。

同社の事業が成長軌道にあるか、市場環境の変化に対応できる体制が整っているか、業界トレンドに沿った事業展開が見込まれるかなどをチェックすることが重要です。

同社の配当利回りは、長期的な視野で株価に対してどの程度の利回りを得られるかを示す指標です。

過去の配当利回りや、同業他社との比較を行い、適正な水準であるかをチェックすることが重要です。

市場環境や企業の状況は常に変化するため、株価が上昇している時期に購入することができない場合には、様々な情報を収集し、適切なタイミングを見極める必要があります。

まとめ

ヨシコンは比較的安定的な経営基盤を持っていることがわかります。

様々な指標で長期保有の観点で分析をしてみましたが、安定した推移が見られました。

また、配当性向も増加しており、株主還元に積極的な姿勢を示しています。

以上のように、ヨシコンは安定した財務基盤を持っている企業であり、今後も収益性の向上や投資活動の積極的な展開により、業績を拡大していくことが期待できます。

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