長期投資にはかかせないリスク分散を紹介!〜ドルコスト平均法だけではない〜

投資マイルール

前回は「着実に買い増す工夫」を紹介しました。

詳しくは以下をみてください。

買い増す方法をイメージすることができたので、今回はリスクを減らして保有していられる考えを持てるようになっていくことができればと思います。

(※あくまで個人的にリスク分散だと感じていることを紹介していきます。)

時間的分散(ドルコスト平均法)

まず最初に紹介するものは時間的分散(ドルコスト平均法)です。

例えば100万円を投資に使えるとしましょう。

①その100万円で株価2000円の株を一括で購入する場合を考える。

100万円で500株(平均取得価額2000円)となります。

②100万円をドル・コスト平均法によって購入する場合を考えてみます。

1月:20万円を投資。1株あたり2000円の場合は100株購入できました。投資後の保有量は100株で投資額は20万円です。

2月:20万円を投資。1株あたり1500円の場合は133株購入できました。投資後の保有量は合計233株で投資額は399500円です。

3月:20万円を投資。1株あたり1750円の場合は114株購入できました。投資後の保有量は合計347株で投資額は599000円です。

4月:20万円を投資。1株あたり2000円の場合は100株購入できました。投資後の保有量は合計447株で投資額は799000円です。

5月:20万円を投資。1株あたり1300円の場合は153株購入できました。投資後の保有量は合計500株で投資額は997900円です。

997900円で500株(平均取得価額1995.8円)

このような例からも時間的分散の意味がイメージできると思います。

これを年単位でシュミレーションしたり、投資額を変更してシュミレーションすると、長期的なイメージもしやすいかと思います。

安いときに一括で買うことができれば、それが最もお得に購入することができるのは間違いありません。

しかし、そのような機会を見定めることは難しいですよね?

安いと思って買っても、高値掴みなんてこともあります。

そのようなことを踏まえて、お得になりやすのがこのドルコスト平均法です。

是非参考にしてみてください。

国別分散

「日本株のみの所有」「米国株のみの所有」などのように単一的になっている場合はリスクが高いと考えています。

米国は成長率が穏やかになることは考えられても、成長し続けるだろうと個人的には考えています。

しかし、何があるかは誰にもわかりません。

だからこそのリスク分散、ここでは複数国を視野に入れてリスク分散を考えてみたいと思います。

例えば、一ヶ国のみの所有を考えてみます。

その国でどのようなことがあるかわかりません。

コロナのようなことがこの先も起こることは考えられます。

または、通貨の価値が下落することも考えられます。

円の価値は下がってきているとニュースやSNSで目にしたこともあります。

つまり、「円」「ドル」のように投資先を複数持っておくことはリスク分散になるはずです。

今では、全世界株式を対象とした投資信託やETFもあります。

個別株で国別分散が十分にできる状態でなければ、全世界株式のものをポートフォリオに入れておくとリスク分散になると考えられます。

業界別分散

この分散については自然とできている方も多いと思います。

「この銘柄もよさそうだな」「あの銘柄も欲しい」などと購入を進めていると自然と分散ができ始めます。

今回はその無意識にやっていることを、意識的に見てみようと思っています。

それでは具体的に見ていきましょう。

例えば、医療分野で考えてみます。

日本のA社のみに投資をするのはリスクなのはイメージが湧くと思います。

リスク分散のためにB,C社にも分散します。

ここもみなさん行われていると思います。

ここでのメインの話はここからです。

これと同じことを米国においてもやってみるとどうでしょう?

最初のA社のみと場合と比べると6分散できていることになります。

ここまでと同じことを金融分野にも行うと

6(日本株)×2(日米)=12分散

分野を1つ増やすごとに6分散することができます。

どこまで分散をしていくのか、この分散の中に配当利回り5%超の高配当銘柄を入れるのか、様々な戦略が立てられると思います。

資産分散

ここまで読んでいただくと、投資において株を購入することにおいてのリスク分散を説明してきました。

ここからは購入前にもリスク分散があるのではないかと思ってまとめることにしました。

当たり前のことになりますが、一緒に再認識していきましょう。

大きく分けて

株、国債、社債、預貯金、不動産、仮想通貨があるかと思います。

株について

上記でも述べてきたのでここでは割愛します。

国券について

株ほどリスクはありませんが、その分利回りも低くなります。

だからこそ、リスク分散の意味が出てきます。

国債に関しても、日本や米国、その他新興国など分散は可能です。

私は、日本と米国で考えています。

ただし1つ注意点があります。

米国債の場合は利回りが日本と比べて高い分、魅力的に見えますが、為替の変動も視野に入れておかないといけません。

その面を視野に入れることが難しそうであれば、日本国債の所有でも分散になると思われます。

社債について

社債についてはおすすめしません。

国債よりも利回りが高くはなりますが、リスクが高まります。

そのリスクをとるならば、国債に回して株などを購入し、配当利回りを膨らませる方が長い目で考えたときに利回りが大きくなる可能性が高いです。(もちろん銘柄の選び方次第にはなります)

預貯金について

多くの方がとりあえず預けておこうとなっている場所ですね。

物価が上がり円の価値が下がっていることを考えると、「預けているだけ」はある意味リスクとも捉えることができます。

引き出すのに手数料、送金に手数料となっている面を見ても資産を減らすリスクとも捉えられそうですね。

不動産について

賃貸として保有する場合は、定期的な収入を得ることができるため収入の安定を実現することができます。

さらに、不動産はインフレに比較的強いとされています。

物価が上昇した場合、不動産の価値や賃料も上昇することが多いためです。

このようなメリットもポートフォリオに加えることで、リスク分散に繋がることが考えられます。

もちろんデメリットもあります。

初期投資が大きい、修理・修繕費が存在する、空室リスク、などといったリスクも考えられます。

その分、そのあたりをクリアすると大きなリターンがありそうですね。

(今回の話とは逸れてしまいますが、不動産に関して経費として計上し、納税額を減らすことも可能みたいです。)

仮想通貨について

仮想通貨はまだまだ通貨としての役割は薄いと感じております。

さらに、投資というよりも博打に近い感覚でいます。

強いて言えば、爆上がりの可能性を秘めています。

私も少額ですが仮想通貨も所有しています。

(私の場合は爆下がりしてますが、、、笑)

どう捉えるかは皆さん次第です。

ご自身のポートフォリオとよく相談の上仲間に入れてあげるのか、まだ仲間としては認めないのか判断すればいいと思います。

まとめ

このようにリスク分散いは様々な見方で行うことができます。

次回は「長期投資にける目標」を一緒に見ていきましょう。

今まで以上に独断と偏見の塊になるかと思いますが、使えそうな部分だけ自分のものにしてもらえればと思います。

その結果自分だけのマイルールを作って、投資を楽しめるようになれれば嬉しいです。

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